AA研514ばんの日誌

2015-03-29

初アクリジョン

少し前(だいぶ前な気もするが)書いたように
ペース遅いものの今、積んでたHGUC百式をいじってます
キット製作記はできてからにしますが(いつになるかわからんが)
今回、一部の塗装に噂のアクリジョンを使っているので
そちらの感想とかを少し
まず、今回使用しているのは、百式あるあるみたいになってきている
「シルバー下地にクリアカラーで金色表現」の「クリアカラー」部分です
(シルバーに関しては、慣れているガイアのスターブライトシルバーで塗ってます)
なので、使用感など書いていきますが、クリアカラー自体が通常の色とは
どの塗料でも、また違う感覚があるので、これが全ての解ではないことを留め置きよろしくです
あと、例のごとく、「筆塗り」です
・使用色:クリアイエロー+クリアオレンジ少量(いずれもアクリジョン)
混色の見た目は、だいたい「濃い目のみかんジュース」みたいな感じのオレンジ
クリアオレンジ自体は、だいぶ赤よりに見えるので
比率的には(いちいち測ってないので体感)、イエロー大半にほんの少し混ぜた程度ですかね
ドバドバ混ぜるではなく、しずく垂らして混ぜるでもなく、1~2秒ツーっと流すくらいw
・希釈液は使用せず
発売時のクレオスの紹介記事とかでは、筆塗りは薄めずにとあったと記憶してるので
混ぜた色そのまま筆で塗ってます
いつも筆塗りの際は、毛が塗料でやんわり固まってくるので適度にゆすいでるから
そのとき筆が含んだ分の希釈はあると思いますが
・臭いに関して
このゆすぐ作業にラッカー系だと、うすめ液を塗料皿に溜めておかないといけなく
その揮発分の臭いが筆塗りであっても部屋に広がってしまうのですが
アクリジョンの場合は、水でも構わないので(専用うすめ液もあるけど)
臭いに関しては、ほぼ感じることはないです
塗料自体の臭いは、顔を近づけて意識して嗅がないとわかりません
ただし、臭いが感じないだけであって、溶剤自体は無害ではないので、換気は必要です
臭いがわからん分、いつまで窓開けてたらいいか、わかりづらいという面もあります
特に今回は、ただでさえ乗りにくいクリアカラーなので、結構な量を塗り重ねてると思うから
初日は部屋から抜けきってなかったのか、作業後、ちょっと酔いかけた
・塗装作業
隠蔽度が低い色(クリアカラーに限らず)は、筆でも1度目の塗りは
「下地面に食いつき層を作る」と言ってよいので、ほとんど色がつきません
これは、どの塗料でも同じことですから、評価に関係ありません
(あと、クリアカラーの基本ですけど、筆に含ませすぎず塗るのが重要)
伸びとかはどうなんですかね
クリアカラーなので、パーツの縁やくぼみなどに溜まって、そこだけ濃くなりやすいから
気をつけないといけないんですが、これは、塗料云々よりも、塗る人間の技量の方が大きいので。。。
まあ、そこまで塗りづらいとは思いませんでした
・乾燥
乾燥は、速乾ってほどでもないけど、
バインダー2枚(上下4パーツ)の片面→胴体の金部分→足首2つ
くらいのローテーションで塗っているうちに、最初の方に塗ったものは軽く触れる
という感じで、特に遅いとは感じません
塗装作業を終えて、小一時間すれば、皿とかに塗ったパーツ重ね置きとかできてます
完全に乾けば、コンパウンドやティッシュペーパーで磨くのも平気です
はみ出た部分を、軽く爪楊枝でこすってみましたが、クリアー部分だけ剥がせました
若干、下地のシルバーがぼけましたけど
乾いた塗膜のベタつきとかも、そんなに気にならなかったです
塗り終えたパーツは、2、3日放置し(そもそも毎日模型いじってないのもあるが)
何もつけずにティッシュで少し磨いてから、
そのティッシュにコンパウンド(タミヤのノーマルなやつ)を少しつけて磨き
(磨きにくいパーツは綿棒につけてベタベタこする)
その後、またティッシュで磨き込めば、テカテカになります
(ティッシュは地味に研磨力があるんで#3000くらいの代用品になる)
紙ペーパーは、ほとんど使ってません
若干、ムラを作って濃くなってしまってる箇所は、#2000で軽くヤスってますが
・ツールクリーナー
筆は適度にゆすいでいると書きましたが
棒の根元の方(毛を束ねている金属部分)までは洗い落としてないので
数時間塗って終わる頃には、固形化しちゃってますので、水では落ちませんが
専用ツールクリーナーも買っておいたんで、それを塗料皿に浸したら
簡単に取れました(塗料皿の壁に残ってた塗料固形も)
あと、3度、4度と塗り重ねているせいか、しかも希釈なしなので
思っているより塗料の減りが早いです
クリアイエローなくなりそうだったので、もう1本買い足しました
通常色なら、そうでもないと思いますが
このへんはクリアカラーも理由の1つかもしれません
結論としては、選択肢が増えたかなというのが感想です
色の種類が、Mr.カラーほどではないので、混色必須となってきますし
(特色は特色なりに便利だったり、混色よりきれいだったりする)
色によっては、ガイアカラーの方がしっくりくることもあるので
アクリジョン一択とは思いませんが
今回のような別素材での塗り重ねが必要な場合、有用になるかなと
ラッカー→アクリジョン→ラッカーみたいな重ね塗りもできますし
どっちを先に塗る必要があるのを考えないで済むのは便利でしょう
拭き取りタイプの墨入れ作業にもいいかもしれません
diary-image

その百式の現況
金色以外の部分もシルバー塗ってたりするんですが
他の箇所もクリアカラーによるメタリックにするか思案中です
(もっとも金色がまだ済んでないので、まだ先のことになる)
メガバズは、普通に青にしますけど、そこで通常色のアクリジョン使ってみるのもいいかもですね
(ちなみに飾り台はガイア鉄道カラーのダークステンレスシルバーを塗った)
せっかくなので、極細のコンパウンドも買って、さらに磨いてやろうかと思います